はじめに:最初の2時間
このサイトは、AIをビジネスに使うための無料教科書です。登録や資料請求をしなくても、9スキルの本文と基本テンプレートを読んで実装できます。
AIが自分を定義する前に、自分で自分を定義しておく。
この教科書で最初に作るのは、自分の判断基準・関係・行動を、AIが読める形で自分のPCに持つ地図(Ontology)です。なぜそれが必要なのかはManifestoに、9スキルの順序は全体像にあります。
始める前の確認
Section titled “始める前の確認”中心的な対象は、次の条件を満たす小規模事業者です。
- すでに商品・サービスを提供している
- 顧客から一度以上、対価を受け取っている
- 自分で管理できるPCと作業フォルダがある
- AIの出力を読み、最終判断を自分で行う
- 顧客情報・契約・認証情報を無断でAIへ渡さない
ファーストキャッシュ前でもS1は利用できます。ただし、S2以降の市場・発信・収益設計は、実際の顧客と取引データがあるほど精度が上がります。
| 必要なもの | 条件 |
|---|---|
| PC | 自分でフォルダとファイルを管理できること |
| AI | ファイルを読んで作業できるAIエージェントのアプリ(S1のステップ1)。特定製品への固定はありません |
| 作業時間 | 最初は2時間。以後、週1〜2時間の見直し時間 |
| 実データ | 自分のメモ、顧客、商品、売上、行動など。最初から全部揃っている必要はありません |
コピペで進める:全スキル共通の使い方
Section titled “コピペで進める:全スキル共通の使い方”S1〜S7のページには、AIエージェントに貼る依頼文を、本文の各ステップの中に「コピペ①」「コピペ②」…として置いています。そのステップの説明を読んで、そこにあるコピペを貼ります。
- 上から順に、1つずつ貼る。 まとめて貼ると、AIが途中を飛ばします。
- 【 】の中を、自分の言葉に書き換えてから送る。 ここが空のままだと、一般論が返ってきます。
- 出てきたものは、必ず全部読む。 分からない言葉・自分の考えと違う部分は、「ここを直して」と送り返します。読んでいないファイルを増やさないことが、Ontologyを育てる唯一のコツです。
- うまくいかないときは、本文に戻る。 依頼文には、本文の手順の要点だけが入っています。なぜそうするのかは本文にあります。
依頼文はそのまま使えるように書いてありますが、自分の事業に合わせて書き換えて構いません。 よく使う依頼文は、自分のフォルダに保存して使い回してください。
手を動かして進めたい人へ:やることとコピペだけに絞ったSOVREN 実践編(S1〜S6を各3回の授業で進める)もあります。この教科書は、実践編で「なぜ?」と思ったときの本編として使えます。
3つの読み方
Section titled “3つの読み方”まず理解したい:30分
Section titled “まず理解したい:30分”- 9スキルの全体像を読む
- S1の「このスキルで手に入るもの」を読む
- 自分の事業でAIに何を判断させたいか、1つ書く
小さく試したい:2時間
Section titled “小さく試したい:2時間”- PCに事業用フォルダを1つ作り、AIエージェントにそのフォルダだけを開かせる
- S1のステップ1のコピペ①②を貼る(フォルダとルールファイル)
- 最近迷った意思決定を1件話し、③④で概念ファイルにする
- ⑤で、今日の行動を記録する
詳しい手順と考え方はS1にあります。
経営へ導入したい:週次で進める
Section titled “経営へ導入したい:週次で進める”各スキルを「読む→作る→現実で試す→結果を戻す」の順で進めます。読了数ではなく、実際に使った証拠で進捗を判断します。
読む ↓最小成果物を作る ↓顧客・業務・数字で1回試す ↓結果を元ファイルへ戻す ↓次のスキルへ進む/前へ戻る最初のフォルダ
Section titled “最初のフォルダ”myproject/ ├── AGENTS.md AIが作業のたびに読むルール ├── inbox/ 音声メモ・走り書き ├── ontology/ 判断に使う人物・組織・概念・関係 └── actionlog/ 実行したことと結果myprojectは説明用の名前です。実際には会社名や事業名など、自分が識別しやすい名前を使って構いません。
最初の依頼例
Section titled “最初の依頼例”このフォルダを、私の事業をAIと運営する作業空間にします。
まず、次の4つを作る計画を plan.md に書いてください。1. AGENTS.md:あなた(AI)が作業のたびに読むルール2. inbox:未整理のメモを置く3. ontology:人物・組織・概念・関係を整理する4. actionlog:実行と結果を記録する
まだファイルは大量に作らず、私が確認してから最小構成を作ってください。顧客情報・認証情報・契約上の機密は外部へ出さない前提にしてください。計画を読み、分からない表現や不要な構造を直してから実装します。AIが作ったファイルを読まずに増やさないことが重要です。
途中で迷ったとき
Section titled “途中で迷ったとき”| 状態 | 戻る場所 |
|---|---|
| AIの回答が一般論ばかり | S1で自社データを増やす |
| 市場や顧客が曖昧 | S2で既存取引を整理する |
| 発信しても問い合わせにつながらない | S3で導線と計測を確認する |
| 新事業案ばかり増える | S4で収益モデルを絞り、判定基準を置く |
| お金の判断が感覚的 | S5で月次データを整える |
| 自分の仕事が減らない | S6で役割を分ける |
| 複数人で情報がずれる | S7でセンターOntologyを置き、日報と議事録から決定台帳を作る |
| 投資や資産配分が場当たり的 | S8へ進む |
| 案件・資産が放置される | S9で横断棚卸を作る |
次に行うこと
Section titled “次に行うこと”まずS1で、AIがあなたの事業を読むための土台を作ります。
すぐ使える基本形はTemplatesにあります。
実践の場
SOVREN Frameworkは無料で公開されている原典です。講師と一緒に自分の事業へ実装したい方のために、横浜で実践教室を開いています。